2022年2月11日〜13日

首都圏では、南岸低気圧の影響で雪、北アルプスは、影響が少ないと判断、予定通り行く事にしました。沢渡駐車場からタクシーで中の湯に移動、ヘッドランプを点けて出発です。雪山の経験があるメンバーですが、本格的な積雪期登山は、初めて。上高地で山と溪谷の表紙を飾った内田カメラマンと合流、一日目の目的地横尾を目指します。上高地から初ワカン歩行、徳沢までは、トレースもあり順調に進むも、徳沢から先はノートレースで初ラッセルに思いのほか消耗して横尾避難に到着。水の確保が徳沢だと融雪だが目の前に水場があるので気分が楽だ、キレイなトイレもあるので助かります。個室部分にテントを設営、翌日の偵察に出かけるが、トレースはなく150m位登った場所で戻ることにしました。2日目はゆっくりスタートの8時、天気がよく気温は-17℃。うっかり外に出していたヒロさんの水袋が凍結、低温下では、些細なことがトラブルになる良い経験。前日の疲れとラッセルで消耗する。1時間で標高差100m位しか進まない、2255m地点で13時、天気は安定しているので登頂できなくも無いが、小屋に戻るのは暗くなるのは確実、これまでの行程とこれからの行程を考え皆の意見をまとめ無難に戻ることに、決定。下りは、トレースを外し深雪を楽しみながら下ることに、時間はたっぷりあるので写真を撮ったり、ゆっくりお茶したりしながらも15時には小屋に到着。凍った水袋を湯煎して解凍、気分も楽になったようで安心。前の晩は、寒さ対策のアドバイスをしなかったので皆寒かった様だが、今夜は、湯たんぽや、水の凍結防止などしっかり確認して寝てもらう。1日目よりいくらか寒かったが、よく眠れたそうで良かった。最終日は、トレースもバッチリあるので夏道と同じくらいの時間で上高地到着。内田さんにおいしいドリップコーヒーをいただきタクシーの待つ中ノ湯に戻りました。久しぶりに登頂できなかった山行でしたが、厳冬期の北アルプスで盛りだくさんの経験をすることができました。

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